ディーラーに行くと展示車や試乗車が何台も用意してありますよね。あの車は最後はどうするの?売ってもらえるのか確認してみました。
目次
展示車と試乗車の違い
展示車の購入について
展示車というのは売れ筋車種の外観や内装を直接購入検討者に広くみてもらうために販売店が用意した未登録の新車である。
そのため、展示車としての役割を果たしたら新車として販売される。
ただ、いくら新車とはいっても不特定多数の人が見たり触ったりシートに腰かけたりしているので、通常は販売店は展示車である旨を伝えてから販売している。
もちろん新車ではあるが大幅値引きをして売ることが普通である。
希望する展示車両がある場合は販売店の人に頼めば新車として販売してもらえる可能性は高い。
もちろんその時は少しでも展示車として飾ってあったのなら大幅値引きで対応してもらえる。
展示車両のいいところ
展示車というのは売れ筋車種の人気グレードで更に人気のボディカラー・人気のメーカーオプションをつけたいわゆる鉄板グレードとなっていることが多い。
なぜなら新車として売り切らなければディーラーの在庫として残ってしまうからだ。
なので、売れるチャンスがあれば売ってしまおうというのが販売店側の考えだ。
新登場した新型車も展示車があれば大幅値引きで販売してくれることもある。
しかも車は出来上がっているので納期もそれほどかからない。
販売店側の事情により『○月○日までは展示しなければならない』などの取り決めがある事が多いです。
例えば新型車展示会などを開催する場合などです。
車種・グレード・ボディカラー・メーカーオプションはもう変えられないが販売店で取り付けるいわゆるディーラーオプションは自由に選ぶことができる。
ナビゲーションの種類であったりエアロパーツであったりといった後付パーツのことである。
展示車を狙うというのは事故や故障ですぐにでも車が必要なひとにもうれしい購入方法ですね。
どれくらい安くなるのか
車種により違いはあるが、普通の商談での値引きよりも10万〜15万円ほど安く買えることがある。
もちろん納車の時は綺麗にピカピカになってやってくるので、展示車を購入するという選択肢は大賛成である。
未登録車であるので、普通の新車と何も変わりはない。
試乗車の購入について
試乗車は展示車よりも購入するハードルが高い。
試乗車は試乗をしてもらい新車の購入検討者に乗り心地や走りを体感してもらうためにディーラーが用意している車だ。
最終的には中古車として店頭に並べて販売をするのだが、販売するのは次期モデルが出る直前であったり特別仕様車が発表されて新たな試乗車との入替のタイミングであることが多い。
なので通常は2〜3年ほど使用してから販売するというディーラーが多い。
もちろん市場のニーズに合わせて早めに販売することもある。
また、人気がない車種であれば試乗車から車検や板金用の代車に用途転換することもある。
試乗車で使用した車の人気
ディーラーで試乗車として使われていた車はやはり人気車種である事が多い。
しかし展示車と違い、人気のボディカラーであるかといえばそうでもないケースが多い。
なぜなら不人気カラーでもある一定数は現物を見たいとのニーズがある。
そういったニーズに応えるために販売店では少数ではあるが、売れ筋でないボディカラーやグレードも用意しているのが一般的である。
しかし中古車市場の中でのディーラーの試乗車とは、前のユーザーがハッキリとわかり整備ももちろん完璧にやっていることが証明された人気の中古車となる。
なので多少の不人気カラーでも程度の良さですぐに売れてしまうことが多い。
試乗車にねらった車種がある人は販売店の人に前もって売ることになったら教えてもらえるように頼んでおくと良い。
普通の中古車より多少は格安で程度が非常に良い最高の中古車が手に入るからだ。
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