わざわざポケットから鍵を取り出さなくてもクルマに乗り込めてエンジンもかけることができるキーフリーシステム。とても便利だが昔のリモコンキーに比べて電池が切れるのが早くない?
目次
スマートキーが電池切れだとどうなる?
クルマのドアが開かなくなっているはずだ。
もしドアが開いて中に乗り込めてもエンジンがかからない。
いくらエンジンスタートスイッチを押したところで、『キーを確認してください』や『キーがありません』などの表示が出たりする。車種によってはオレンジ色の鍵のマークがでて警告音のなるタイプもある。
どちらにせよエンジンがかからないことには変わりがない。
スマートキーの電池の寿命
昔のワイヤレスキーの時代は平均しても5〜6年は電池交換不要であった。
しかしキーフリーシステムとなった今のスマートキーは平均すると2年ほどで電池切れをおこす。
原因は送信機としての違いだ。
ワイヤレスキーの時は、キーに付いているスイッチを押したときだけ電波が飛んで自動車本体の受信機が反応してドアロックが解除される。
しかしキーフリーシステムでは絶えずスマートキーが電波を出し続けていて、自動車のドアハンドルを触るだけでドアロックが解除される。
エンジンをかける時もイモビライザー機能と相まって絶えず電波を出し続けなければならない。
以上のような理由でスマートキーの電池の寿命は2年ぐらいしかもたない。
スマートキーの構造
スマートキーにはドアロックを開錠するボタンと施錠するボタンがある。
パワースライドドアやパワーバックドアなどが設定されている車種ではそれらのスイッチも付いている。
もちろんスマートキーとしてポケットに入れたままでも作動するが、キーに付いているボタンを押してもドアロックやスライドドアなどは作動する。
そして、それらの他にもメカニカルキーが内蔵されている。メカニカルキーとはいわゆる普通のカギのことだ。内溝になっているものもあれば通常の外溝が彫ってあるタイプもありさまざまだ。
しかしどんなタイプのスマートキーでもメカニカルキーは必ず内蔵されている。
メカニカルキーの取り出し方
車種によって違いはあるが、ほとんどの場合はスマートキーの横に小さなツマミが付いている。そのツマミをスライドさせながら中に入っている鍵を抜くという具合だ。
取り出したら運転席ドアのカギ穴にメカニカルキーを差し込んでドアを開けよう。
今どきのクルマはほとんどがスマートキーなので、鍵をひねってドアを開けたり鍵を差し込んでエンジンをかけたりしたことのない人もいるだろう。
『ビデオの巻き戻し』や『公衆電話のダイヤルを回す』に続いて『クルマのエンジンをかけるために鍵を差す』といったことが死語になっていくのだろう。
エンジンスタートスイッチ
車内に乗り込んだらまずはブレーキを踏みながらスマートキーをエンジンスタートスイッチに近づけよう。
そうすれば、「ピー音」がして鍵を認識してくれるはずです。
そうしたらエンジンスタートスイッチを押すとエンジンかかかります。
キーの電池がなくてもしばらくはこの方法でクルマを動かすことは可能です。
しかし不便なのでなるべく早く電池交換をしましょう。
電池交換のやり方
メカニカルキーを取り出した状態でスマートキー本体のフタの部分を外せば中にボタン電池が入っています。
同じ種類のボタン電池を買ってきて交換すれば元通りに使うことができます。
ボタン電池はコンビニやスーパーなどでも手に入ります。
注意事項
電池が切れた時はスペアキーが頭に浮かぶと思います。
しかし残念ながらスペアキーも電池が切れているでしょう。
なぜなら使ってなくてもスマートキーは電波を出し続けているからです。
なので、ボタン電池は2個買っておきましょう。
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