各地で水害や水難にて痛ましい事故や災害が続いている。そんな水災から護ってくれる御利益がこの堤治神社にはあるという。
目次
堤治神社(つつみはり神社)
通称ていじ神社とも呼ばれている
鎮座地
愛知県一宮市小信中島字宮浦780-1
アクセス
名鉄尾西線 奥町駅より約3キロ
駐車場スペース
駐車場は神社の目の前に20台ほどのスペースが新たに整備されている。
御祭神
- 埴安姫神(はにやすひめのかみ)
- 天照皇大神
御由緒
木曽三川のうちのひとつ、木曽川の堤防上に鎮座する堤治神社。
木曽川の度重なる氾濫により尾張国の農民が疲弊していた。
第42代文武天皇の時代(慶雲2年・706年)に木曽川の堤防の中心地に木曽川堤防の鎮守として土の神『埴安姫神』を御祭神として祀ったのが起源。
平安時代にまとめられた延喜式には尾張国中島郡堤治神社との記載があり官社に列せられる。
堤防改築の奉納
豊臣秀吉も木曽川堤防の大改築に携わった際、工事の無事を祈願して五三の桐透かしのある鉤燈篭を奉納している。
尾張第2代藩主徳川光友公も尾張藩領に起きた大洪水を鎮めるために参拝し刀一振を奉納、また別の洪水時に参拝した折も常夜灯を奉納している。
尾張第11代藩主徳川斉温公は『満歳緑毛亀』の掛軸を奉納。これはかつて木曽川が大洪水により氾濫した時に、木曽川の川面に緑の大きな亀が現れて堤防の決壊を防いだという言い伝えに基づいたものである。
美濃の高須藩藩主の高須少将義建公は参拝にたびたび訪れて『栖神法窟』の額面を奉納している。
七大御神徳
- 水災除去・災害・水難・災難除去
- 堤防鎮護
- 長寿・健康
- 縁結び・出逢い
- 産業発展・五穀豊穣・金運向上
- 家族相和・家内安全・住民和楽
- 勝利勝負・努力の成就・合格祈願
その他の見どころ
境内北側堤防にはご神木である『三位の大イチョウ』がそびえ立っている。
一宮市指定天然記念物にも指定されている大きなイチョウで、数々の水災から地域を守り続けてきた御利益があります。
御利益
最近の異常気象や数多くの台風の接近などにより水害による被害が各地で起きている。
そういった水害にあわないよう水難除去の御利益が期待したいところだ。
近くの御朱印神社
近くには尾張猿田彦神社があり、そちらでも御朱印を拝受できる。
自動車を使えば3分ほどの距離だ。
そちらもぜひとも一緒に参拝してみよう。
一宮市には尾張国一宮である神社が2つあるという珍しいところだ。真清田神社と大神神社の2つだ。真清田神社は常時御朱印をいただくことができるが、大神神社は宮司さんのご自宅へと事前に電話連絡が必要だ。
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