メーカー系列の新車販売店でボディコートをやってはいけないのは何故か?
ディーラーで営業スタッフとして見てきたからこそ言える3つの理由とは
目次
修理工場での作業
ディーラーでのコーティング施工はどうしても修理工場でやらなくてはならない。ディーラーに行った事のある人はわかるかと思うが、ディーラーの工場はもともとオイル交換や車検作業をメインとしてやるような構造になっている。そのため、入り口が広くホコリが入りやすい。
専門店では専用のブースで作業をする。もちろんホコリが入らないようになっている。その為、下地処理をした時の仕上がりがディーラーでやった時とは全く違う。
ディーラーの店舗で専用のブースを持っているところはまずない。各販売店が持っている板金専門工場にはあるが、あくまでも板金塗装専門の工場になるのでコーティング作業はほとんどやっていない。
作業者の熟練度と意識の違い
コーティング専門店ではコーティングの研修や実地訓練を重ねて、一人前になってから初めてお客さんのクルマに施工をする。
対してディーラーではコーティングはもっぱら新人の仕事。ベテランは異音修理やエンジン不調といったトラブルシューティングの必要な作業や、コンピュータの不調といった専門的な作業が中心だ。
コーティングは洗車して、コーティング剤を塗りこむだけだと勘違いしているところがある。
もちろん新人だからといって作業レベルが落ちるというのは違うかもしれないが、専門店のレベルからはどうしても落ちてしまう。
コーティング溶剤の違い
ボディコートが世の中で認知されはじめてもう何年ぐらいたったのだろうか?
10年は経っているかと思う。
毎年のようにコーティングを専門としているメーカーがしのぎを削って新しい溶剤や新しい技術、新しいコーティング施工の道具を出してきている。
専門店は新しい技術や溶剤を他店舗に競うように取り入れてコーティング業界がもっと盛り上がるように頑張っている。
ディーラーでは10年前に契約したコーティングメーカーと今でも同じ溶剤を使って同じ施工方法で作業をし続けている。もちろん新商品といった形で高いコーティングを出してきているが、コーティングで一番大切な事は作業者の技術と情熱だ。
中にはコーティング専門店でも手抜き作業をするところがあるかもしれない。
しかし今まで見てきたコーティング専門店の人たちはのれん分けのようや形で独立して新たに自分で会社なり、お店を立ち上げて頑張っている人たちばかりだ。
手抜きをしたら次の仕事は無いのを心の底から理解しているので、まず手抜き作業はしない。
コーティングの出来映えは作業者の技術と情熱に比例するので、是非とも次回のコーティングは専門店を選んでみてはいかがでしょうか?
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