【謎の付属品、愛車セットとは?】20年ほど前までは当たり前だった店頭渡し価格について






目次

愛車セットとは

皆さんのお父さんはクルマを買うときにフロアマットもサイドバイザーもシートカバーもディーラーがサービスしてくれたって言っていませんか?

さらには愛車セットという謎のセット品までも‥。

その謎の愛車セットとは何なのだろうか?

単なる洗車セットなのだろうか?

イヤ違う!洗車セット以上のものがセット内容に含まれているのだ。今はあまり見なくなった懐かしの『毛ばたき』まで。その名の通り愛車セットであった。

愛車セットの中身

ケースの中にはスポンジ、タオル、カーシャンプー、ワックスの洗車セットが入っている。さらに目を引くのは黒いハイヤーやタクシーの運転手が手入れに使っている高級そうな毛ばたきが含まれていることだ。

高級毛ばたきの使い勝手

ハイヤーやタクシーといった黒塗りの高級車の手入れに使われている毛ばたき。一体どれくらいの価格なのだろうか?

私も昔、高級毛ばたきを購入したことがある。

かなり大型のオーストリッチ製の高級毛ばたきを知り合いの社長に勧められて使ってみた。

使い勝手としては、洗車直後にホコリが薄くかぶった程度の汚れには効果が抜群ではあったが‥。という感じだ。

前提としてガレージ保管の自動車ではないとあまり意味が無い。雨で濡れていたり汚れがこびりついている状態で毛ばたきを使用するとボディに傷が付いてしまう。

高級毛ばたきの価格

ちなみにその高級毛ばたきの価格はどれくらいかと言うとかなり値段が張る。

私が10年ほど前に購入したものは、オーストリッチ製の高級毛ばたきである。オーストリッチというのはダチョウの毛を使用した毛ばたきで、大きさもいろいろなバリエーションがある。

上から2番目の大きさのものを購入したのだが、当時税別で3万円した。洗車の道具としてはかなりの高額であった。そもそもガレージ保管するほどの高級車でもないクルマを乗っているので、毛ばたきを使用する意味は全くといっていいほど無かったが。

最上級の毛ばたきは税別5万円していた。もちろん小型の毛ばたきもあり、1万円から販売していたが、それでも洗車の道具としては高額だ。やはり社長のステータスとしての道具ではないだろうか?

昔はみんなが使ってた?

なぜみんなこんな高額な洗車の道具を持っていたのか?

その答えは簡単。昔は自動車を購入すると付属品としてついてきていたからだ。

車両本体価格と店頭渡し価格について

新車を購入しても今は愛車セットはついてこない。なぜなのか?ディーラーのサービスが低下したのか?

実はそうではないんですよ。

答えは車両本体価格と店頭渡し価格の違いなんです。

ひとつ例を挙げてみると、昔ドラクエが大ブームの頃に抱き合わせ販売という手法が問題となった。

大人気で手に入りにくい商品を在庫がダブついている不人気商品とのセット販売でしか販売しないという手法である。

かつての自動車も抱き合わせ商法とまではいかないが、価格表に記載されている金額は店頭渡し価格であった。

店頭渡し価格というのは車両本体価格に推奨付属品をセットにしたものである。

推奨付属品の内容

  • フロアマット
  • サイドバイザー
  • ナンバーフレーム
  • ハーフシートカバー
  • 三角表示板
  • 愛車セット

以上のものがセットになって自動車を購入する価格に含まれている。

なので、自動車を買い替えるたびに愛車セットが自宅に増えていく。余った愛車セットはもう要らないという声も聞こえてくるようになった。

平成12年ぐらいから店頭渡し価格という表記ではなく、車両本体価格という付属品は別途ご購入くださいという表記に変わっていったのは消費者保護法が強くなってきたからもあるが、愛車セットが自宅に何個も増えてきている状況が続いていたからでもある。

今の方が自動車を長く乗り続けるようになったので、愛車セットというセット品も復活してもいいのかもしれない。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUTこの記事をかいた人

トヨタディーラーで10年営業マンを経験。 その後、現職である保険代理店へと転職。 ディーラーにいたからこそわかるお得な買い方を伝授します! 最近は神社仏閣めぐりに毎週のように出かけ、御朱印集めにはまってます。