善光寺といえば各地にある有名な寺院だ。この地域だけでもここ善光寺東海別院のほかに、信州善光寺、元善光寺、甲斐善光寺、関善光寺、岐阜善光寺などがある。
目次
祖父江善光寺東海別院
イチョウの街、ギンナンの一大産地として有名な旧祖父江町。
暗闇をめぐる戒壇めぐりで大きな錠前を触ると幸せになれるという言い伝えもある。
所在地
愛知県稲沢市祖父江町祖父江南川原57-2
拝観について
- 拝観料 無料
- 戒壇めぐり 大人300円 小人150円
駐車場
大型バスが何台も駐車できるほどの広大な駐車場が完備されている。
御由緒
天正10年(1582年)に織田信長、織田信雄により善光寺御本尊如来さまが岐阜より尾張甚目寺へ御遷座の途中に、ここ祖父江の地に立ち寄られたとある。
蓮池であったこの場所に明治42年・43年と続けて1つの茎から2つの花が咲くという『双蓮』というとても縁起のよいことがおこった。
この奇瑞を縁として開基旭住上人(かいききょくじゅうしょうにん)が信州善光寺本坊大勧進より善光寺如来さまを勧請して創立したのがこの祖父江善光寺である。
蓮の花からの由来なので山号を双蓮山、寺号を善光寺というようになった。
かいだんめぐり
本尊の真下に伸びる真っ暗な回廊をお念仏を唱えながら巡るのが戒壇めぐりだ。
各地の善光寺で行われているもので、光が全く入ってこない闇の世界だ。
発光するお守りを右手にはめ、その右手を壁に添える。
目を開けているのか閉じているのかすらわからないほどの暗闇の中を壁に手を当てて巡る。
こちらの祖父江善光寺では本尊である善光寺如来さまの安置してある場所の真下が極楽往生結縁の錠前があるところで、そこは真っ暗闇の世界を超えるといきなり広がる光の世界である。
とても幻想的な場所で日本一と言われるほどの極楽浄土をあらわす荘厳があるという。
ぜひ一度ご自身で体験してもらいたいと思う。
蓮寺善光寺
境内には山号の由来ともなった数種類の蓮が咲き乱れている。
6月下旬から8月お盆の頃まで美しい蓮の花を楽しむことができる。
御朱印と御朱印帳
善光寺如来さまのお姿の御朱印
御朱印は善光寺本堂内にて2種類と境内内にある根福寺にて2種類と合計4つの御朱印を拝受することができる。
如来さまのお姿の御朱印が印象的だ。
根福寺のお不動さまの御朱印
根福寺のお不動さまのお姿の御朱印
また、オリジナルの御朱印帳も6種類ほど販売していた。
そのうちの1つは善光寺を中心とする尾張地方にある七福神をまわる『尾張七福神めぐり』専用の御朱印帳である。
自動車を使えば約半日から1日あれば全て回ることができるので、こちらもおすすめだ。
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