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現代では当たり前の定時退社
ではいつから公務員やサラリーマンが定時退社をしていたのだろうか?
文献をみていたら興味深い記述が見つかった
明治時代の勤務時間
まずは勤務時間が定められたのはいつだろうか
明治18年9月11日に愛知県が県庁及び郡区役所の職員の勤務時間を午前8時出頭、午後3時退庁とする旨を示達したのが始まりである
明治18年というのは西暦1885年というからなんと140年近く前から勤務時間という概念が存在していたというわけだ
ただし勤務時間が定められていたとしてもやはり上司や先輩よりも先に帰るのは御法度というのはいつの時代でも同じというわけで、当時も午後3時になったからお先に!と言って帰るわけにはいかなかったようだ
初の定時退社
それから6年後の明治26年、ついに県庁で定時退社に関する通達が出された
明治26年7月13日に出された通達では以下のようになっている
長官・次官の退庁までは吏員一同退庁せざるのが従来の慣例のところ、自今用事なき向は定刻限り退庁して苦しからず
当時の公務員はこの通達を受けてどう思ったのだろう
すぐに定時退庁する勇気のある人がいたのかが気になるところだが
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