【大雪時のタイヤチェーン装着が義務化へ】大雪時の長時間の立ち往生解消へ向けて法改正。チェーン規制区間一覧




雪に慣れているはずの雪国でも想定外の大雪により立ち往生が頻発している。国土交通省がタイヤチェーン規制を打ち出したが効果はあるのか?平成30年12月14日に公布・施行されたチェーン規制調整箇所一覧も記載。

大雪時の立ち往生

最近でも福井県の国道8号線での立ち往生が記憶に新しい。

また平成26年豪雪では、立ち往生中の車列が雪に埋まり排気ガスが車内へと流れ込み運転手が亡くなるという痛ましい事故も起きている。

そこで国土交通省は大雪時に立ち往生が発生しやすい対象区間を定めてタイヤチェーン装着を義務化することとした。

現在の規制は

20年以上前にはスパイクタイヤという鋲の付いたタイヤが流通していて雪国を中心に普及をしていた。

春先の雪が溶けてきた道路のアスファルトへのダメージが酷く法改正により原則禁止となった。

その後しばらくはタイヤチェーンが主流ではあったが、雪が降り続く中での作業を余儀なくされるため今ではスタッドレスタイヤが雪道対策の常識となっている。

スタッドレスタイヤの性能も年々あがり、大雪だろうがアイスバーンだろうがタイヤが新しいうちはキチンと止まる性能となった。

現在でも雪道を走行する時はタイヤチェーンやスタッドレスタイヤなどの雪道対策をしなければ走行してはならないと定められている。

大雪の時にノーマルタイヤで走行するのは自殺行為でもあるし、他の車両への衝突などの危険性が高いので絶対にやめた方がいい。

大雪時の対策

実際に過去の豪雪ではみるみるうちに自動車の屋根まで雪に埋まるような降りかたをしているので、タイヤチェーンを付けたところで立ち往生がなくなるかは不透明だ。

もちろんタイヤチェーンを装着しないよりも装着してあったほうが安全に決まっている。

しかしデメリットもある。

デメリット

義務化をされれば、規制区間を走行する全員が装着しなければならないこととなる。

装着する場所の整備や確保が一番の問題ではないだろうか。

大雪の時に路肩で作業することほど危ないことはない。規制区間とはいってもタイヤチェーンをつけるタイミングは人により違う。

高速道路などのように料金所などで係員が目視で確認して通行を許可する方式なら危険は少ないが、一般道ではあらゆるところから流入してくる。

原則的には装着が義務だとしても果たしてどこまで守られるものなのかが、疑問だ。

タイヤチェーンを装着したら大丈夫なのか?

しかしタイヤチェーンを装着したとしても過去に報道された豪雪の様子を見てみるとあまり効果が無いような気もする。

タイヤチェーンの1番効果があるのは凍っているアイスバーンのような道路ではないだろうか。

クルマが埋もれるほどの大雪では2WDのクルマなどスタッドレスタイヤを履こうが、タイヤチェーンを付けようがスタックするに決まっている。ましてやFR車など坂道を登るはずもない。

タイヤチェーン装着を義務化する前に、ノーマルタイヤでの雪道走行禁止をもっと厳しく取り締まったほうがいいと思う。

もうひとつ、スタッドレスタイヤの寿命も議論になった方がいい。

購入から3シーズンはしっかりと効果を発揮するが、4シーズン目ぐらいから微妙な止まり具合になり、5シーズン目にはほとんど効かない。

それ以降のシーズンでは全くスタッドレスタイヤとして意味を成さない。

しかし一般的には古くてもスタッドレスタイヤを履いているから大丈夫!という風に考えている人も多い。

このようにタイヤチェーン装着義務化の前に古いスタッドレスタイヤの買い替えを促すようなキャンペーンや啓発運動をしていったほうがいいのではないだろうか。

都市部の雪対策

もちろん雪に対する考え方や対策は地域によって全くといっていいほど違いが鮮明となる。

雪が比較的多い地域は4WD車を乗っている人も多いし、ほとんどの車がスタッドレスタイヤを履いている。

雪が年に3〜4回とあまり降らない地域でもスタッドレスタイヤの需要は高い。自動車がなければ仕事に行けない人や買い物に行けない人も都市部の郊外には多い。

東京などの都市部となると年に1〜2回の積雪でもニュースになるくらいなので、スタッドレスタイヤの普及率も低いだろう。

タイヤチェーン装着方法

現在の40代以上の人は一度ぐらいはタイヤチェーンを装着したことがあるかもしれないが、現在の20代30代のドライバーはタイヤチェーンに触ったことも見たこともないだろう。

まずは自動車教習所や免許証の更新時などにタイヤチェーン装着の講習会などを開催して、取り付け方法の周知と、取付時の危険性(外れたチェーンでの事故や路肩での作業の危険性など)を周知してもらうことを望みます。

4WD車の普及アップ

タイヤチェーンを2WD車に取り付けをした車よりも、4WD車にスタッドレスタイヤを履いた車の方が雪道での踏破力が強い。

立ち往生が起こる原因は、坂道で止まってしまった車が再発進できなくなって全ての車列を止めてしまうというメカニズムによって発生する。

雪の降り積もった坂道での再発進は2WDのクルマと4WDのクルマを乗り比べたことがある人ならわかるはずだが、圧倒的に4WD車が有利だ。

雪道での立ち往生をなくすためにはタイヤチェーンの装着ではなく、4WD車の普及率アップの方が効果が大きいはずだ。

そのためには2WDに比べて車両価格が30万円程高いクルマを購入する差額の一部を政府が減税などによって補助をするのもいいのかもしれない。

4WD車のメリットは雪道での走破力だけではなく雨の日の安定性なども高まり安全性が向上する。

デメリットとしては燃費が悪くなることも挙げられるが、タイヤチェーンによる道路の損傷やアスファルトダストによる環境汚染に比べればメリットの方が大きい。

 チェーン規制調整箇所一覧

国道

 

山形県 月山道路 西川町志津〜鶴岡市上名川 27㎞
山梨県/静岡県 山中湖須走 山梨県山中湖村平野〜静岡県小山町須走字御登口 9㎞
新潟県 大須戸〜上大鳥 村上市大須戸〜村上市上大鳥 16㎞
福井県 石川県境〜坂井市 あわら市熊坂〜あわら市笹岡 4㎞
広島県/島根県 赤名峠 広島県三次市布野町上布野〜島根県飯南町上赤名 12㎞
愛媛県 鳥坂峠 西予市宇和町〜大洲市松尾 7㎞

高速道路

新潟県/長野県 上信越 信濃町IC〜新井PA 25㎞
山梨県 中央道 須玉IC〜長坂IC 9㎞
長野県 中央道 飯田山本IC〜園原IC 10㎞
石川県/福井県 北陸道 丸岡IC〜加賀IC 18㎞
福井県/滋賀県 北陸道 木之本IC〜今庄IC 45㎞
岡山県/鳥取県 米子道 湯原IC〜江府IC 34㎞
広島県 浜田道 大朝IC〜旭IC 27㎞

チェーン規制はいつ実施するの?

大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪がある時におこないます。(平成29年度では大雪特別警報の発令事例はなく大雪に対する緊急発表は3回行っています。)

大雪時に通行止めを実施する場合でもチェーン規制を実施しタイヤチェーンをつけていれば通行できるようにすることでこれまでより積雪による通行止め時間を短くすることを目指します。

タイヤチェーンの取り付け

なかなかタイヤチェーンを取り付ける機会がないのが現状だろう。ロードサービスのJAFに加入していれば年会費のみでタイヤチェーンの脱着作業も行ってくれるので非会員の人は是非加入を検討しよう。

雪道トラブルバナー

2 件のコメント

  • こんな、無茶苦茶な法律は潰すべき
    何のために4WDを買ったのかわからない❣️
    FFの下手くんを規制した方がいい
    だいたい、一体何処で着装するのか?
    全車がやり始めたらもっと渋滞する、知識不足の役人がデスクの上で考えた駄策

    • タイヤチェーンを取り付けする場所の確保と整備をしないと、車道上でタイヤチェーンの取り付けをしている人との接触事故が多発する。
      結果的に立ち往生していた方が安全だったというオチがつくかもしれませんね。

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