ピン札、ピンキリ、ピン芸人、ピンハネ・・・
そもそも【ピン】ってどんな意味がある?
普段何気につかってる言葉でも、考えてみるとどんな由来があるのか気になってくる
目次
ピン札とはいわゆる新札のことを指すのは分かりますよね。
結婚式の祝儀袋に入れるのはピン札が礼儀っていうのは社会人なら常識。
ではピン札の『ピン』ってどういう意味?
常識的につかってる言葉でもよくよく考えてみると不思議とわからない。
このピンの意味を調べてみました。
ピン札→新札
ピンキリ→最高から最低まで。転じて様々な
ピン芸人→ソロ芸人
ピンハネ→金銭の一部をかすめとること
同じピンでも少しずつ意味が違います。
もとはどんな意味かを調べてみれば何かわかるかもしれません。
もともと『ピン』はポルトガル語で『1』を表す『pinta』からきています。
ポルトガル語は他にも日本語に密接に関係しています。例をあげると合羽、金平糖、かぼちゃ、カステラ、タバコ、天婦羅・・・。数えきれないほどの言葉がポルトガル語由来の外来語です。
ピン札とは新札という意味ですが、『1番目に使うお札』ということから新札のことをピン札と呼ぶようになったのです。
ピンキリとは花札の絵柄からきています。
12種類ある花札の絵柄で1番目が松、12番目は桐で『1番目の松から最後の桐まで』から転じて『様々な』という意味になっていきました。
ピン芸人とは名前の通り1人で活動する芸人のことですね。略して『ピン』と言われることも多いので馴染みがあると思います。
ピンハネとは給料などの金銭の上前をはねることを言います。『ピン撥ね』と表記します。
給料の1割をかすめ取ることからピンハネという言葉ができました。
しかし今では1割どころか4割から5割もピンハネされる事も多いとか。