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音楽や動画視聴、飲食などあらゆる分野に広がりをみせている定額サービス。サブスクリプションといった名前がかなり浸透してきている。遂に自動車業界へも定額プラン導入となる。
2019年2月にトヨタモビリティ東京から試験導入された新サービス『キント』ではあるが、東京地区でのサービスの高評価を受け、2019年7月遂に全国展開を迎える。
これまではトヨタ車ではクラウン、プリウス、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイアの5車種。レクサス車がES、IS、RC、RX、NX、UXの6車種に乗ることができた。ここに小型車のアクアを追加することによりあらゆる車種を網羅することが可能である。
これまでの月額料金最安値はプリウスの4万9,788円であったがアクアの追加で3万円台から利用できるようになるという。
キントの月額料金には車両代金はもちろん登録諸費用、年間の自動車税、さらには自動車任意保険も含まれている。手軽に新車に乗ることができるという点では初めて車に乗る若者世代や安全機能のついた新型車が欲しかったが費用的に諦めかけていた高齢者世代などにもメリットは多大にある。
自動車は所有する時代から利用する時代へと変換期に立っていると実感できるサービスとなっている。
レンタカーやカーシェアリングなどよりもより自分の車を所有・使用する喜びがありながらレンタカーを借りるのとほぼ同じような価格で利用できる新サービス『キント』の全国展開から目が離せない。
トヨタ車 | クラウン、プリウス、アルファードなど | 49,788円〜97,200円 |
追加車種 | アクア | 3万円台 |
追加車種拡充 | SUV | 未定 |
レクサス | RX.ES.RCなどを半年毎に乗換え | 194,400円 |
SUV車種を乗りたい場合は現状ではレクサスしかないが、2019年秋を目処にC-HRやRAV4を追加をするという。新型車を3年毎に乗り換えできる新サービスが軌道に乗れば安全機能のついた車の普及にも役立つ。
アクアだけではなくヴィッツやパッソなどの小型車も増えれば高齢ドライバーへのサブスクリプションのアピールも必要となってくるに違いない。