プリウス・プリウスPHV・クラウン・アルファード・ヴェルファイアに設定のあるITS Connect。メーカーオプションで取り付けると27,000円かかる。果たして必要なオプションなのだろうか?
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ITSコネクトとは誰もが安全・安心な運転ができる「交通死傷者ゼロ」の社会を願って開発された技術である。
クルマに搭載されたセンサーでは捉えきれない見通し外のクルマや人の存在、信号情報を道路とクルマ、あるいはクルマ同士が直接通信して取得しドライバーに知らせることができるシステムである。
これによって安全運転を支援することができる。
交差点で右折待ち停車時に接近する対向直進車や右折先に歩行者がいるにもかかわらず、ドライバーがブレーキペダルから足を離して発進しようとするなど、見落としの可能性がある場合に表示とブザー音による注意喚起を行う。
赤信号交差点に近づいてもアクセルペダルを踏み続け、ドライバーが赤信号を見落としている可能性がある場合に、表示とブザー音による注意喚起を行う。
赤信号で停車した時、赤信号の待ち時間の目安を表示する。バー表示がグレーになった後、間もなくして信号がかわる。
前方の交差点にて赤信号で停止することが予測されるとき、ハイブリッドシステムインジケーターのエコアクセルガイドのゲージをゼロにすることでドライバーが無駄な加速をし続けないよう支援する。
先行車が通信利用型レーダークルーズコントロール対応車の場合、車車間通信により取得した先行車の加速情報にすばやく反応して車間距離や速度の変動を抑え、スムーズな追従走行が可能となる。
サイレンを鳴らしている救急車などの緊急車両が存在する場合にブザー音が鳴り自車両に対するおおよその方向・距離・緊急車両の進行方向が表示される。
交差点で停車しているときに左右から近づいてくる車両がいるにもかかわらず、ドライバーがブレーキペダルから足を離して発進しようとするなど見落としの可能性がある場合に表示とブザー音で注意喚起してくれる。
交差点でウインカーを右に出して停車している場合に、対向車がいるにもかかわらず、ドライバーがブレーキペダルから足を離して発進しようとするなど、見落としの可能性がある場合に表示とブザー音で注意喚起してくれる。
以上トヨタHPより抜粋
https://toyota.jp/technology/safety/itsconnect/
トヨタ車ではクラウン、プリウス、プリウスPHV、アルファード、ヴェルファイアの5車種となっている。
トヨタ系ではレクサス車にも標準装備されているので、普及台数はかなり増えてきている。
宮城・東京・神奈川・埼玉・茨城・愛知・大阪・福岡
以上の8都府県に設置されている。
最初は東京と愛知のみだけだったが徐々に全国へと拡大されていっている。
CVSSは車両間で通信を行うので、対象地域でなくても対象車両同士がレーダークルーズコントロールを使用するなどした時に作動する。
上記のような事故を未然に防ぐシステムとなっている。しかし、システムが効率よく機能するにはまずはITSコネクト搭載車両が増えることが第一だ。
まだまだ上記以外の地域にはにはITSコネクト対応の信号機は設置されていない。
救急車などの緊急車両には愛知県が先行して搭載をしている。
実際にメーター内に緊急車両の情報や右折先の横断歩道上の歩行者の情報などが表示されることは非常に事故防止に対して効果があると思う。
将来的にもっと普及をしていくはずの機能でもあるし、何よりも安全に対する意識が高まる。
しかも、普及を促進する意味合いもあってZVW50系プリウスが発売された当初はメーカー施策だと思うが販売店での値引対応で実質無料でメーカーオプションを取り付けてくれていた。(但し当時は東京都と愛知県のみ)
もうそのキャンペーンは終了しているが、次回のマイナーチェンジ後の新型プリウスでも同じように普及キャンペーンをするかもしれない。
そうでなくても対象地域の方は是非とも取付を検討しよう。
それ以外の地域の人も車車間通信システムによるレーダークルーズコントロールはどこでも作動するので、是非とも取付を検討しよう。
純正2018モデルナビのオプションであるETC2.0にITSコネクト対応ETCが発売された。
上記の機能のうち、下記の機能が使えるようになっている。
取付には対応純正ナビゲーションが必要ではあるが、クラウンなどの上級車種以外にも取付できる車種が大幅に増えたのは朗報だ。