トヨタ自動車は人気コンパクトミニバンであるルーミー、タンクが一部改良を行った。スマートアシスト2がスマートアシスト3へとバージョンアップされる。
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以上の変更が発表された。
スマアシ2からの追加された機能は以下の通りだ。
単眼カメラから高性能小型ステレオカメラにバージョンアップした。
対車両だけでなく対歩行者へも衝突回避支援ブレーキが作動するようになった。
また作動する速度域も従来の倍のスピードまで対応。
対車両では80キロまで、対歩行者は50キロまで対応するようになった。
ハイビームで走行中に対向車が来た時にロービームへ戻す機能。
市街地走行する時にはロービームで走行し、郊外へ出たときは自動でハイビームに切り替える。
法律では基本はハイビーム走行をするように定められている。
ハイビームは前照灯と呼ばれ、ロービームはすれ違い灯と呼ばれている。
タンク、ルーミーより一足先に改良されるパッソも同じだが、スマアシ無しグレードが廃止された。
Gグレード、カスタムGグレードといった上級グレードのスマアシ無しのグレードだ。
ただし、パッソと同じくXグレードは法人需要があるのとカタログエントリーモデルとしての戦略的価格設定の意味合いでスマアシ無しグレードとして継続販売される。
これほど安全ブレーキが普及した今ではスマアシ無しを選ぶ人がほとんどいない。
なのでグレードを整理する方がコストダウンにつながる。
Gグレードをベースとしてナビレディパッケージやシートヒーターなどを特別装備し、シートを中心として内装を豪華にした特別仕様がでることとなった。
特別仕様車G”Cozy Edition”が登場することとなった。
価格は173万円とベースから4.5万円アップとなっている。
X-SグレードをベースにLEDヘッドライトと両側パワースライドドアとメッキグリルを装備したグレードが出るのではないかと思われていたが、残念ながら低価格帯での特別仕様車は次回へと持ち越しとなった。
一足先にマイナーチェンジをしたバッソはスマアシが2から3になるのに合わせてクリアランスソナーを標準化してきた。
ルーミー、タンクも同じようにコーナーセンサー機能を追加してきた。
初心者や年配の方も運転することが多いコンパクトミニバンなのでありがたい機能だ。
噂の段階ではあるがスポーツグレードであるGRバージョンが出るとの話もあった。
GRとはターボグレードをベースにローダウンサスペンション、スポーツマフラー、スポット溶接部位増加によるボディ剛性アップなどをした本格的スポーツモデルだ。
次回のフルモデルチェンジの時にはスポーティグレードの追加も期待できるはずだ。
パープル系とレッド系の追加が予想される。
例えばナイトシャドーパープルクリスタルメタリックやファイアークォーツレッドメタリックといったボディカラーの設定があるだろうと思われていた。
これはパッソやムーヴなどに使われているカラーと同じようなボディカラーが設定される可能性が高いからだ。
結果的にファイアークォーツレッドメタリックが今回の改良時に採用されることとなった。
ダイハツからOEMを受けている車両なのでもちろん同じ時期に改良となる。
販売されるメーカーごとに若干の仕様の違いは出るが、自動ブレーキは同じ性能のものをつけてくる。
同じ様な車だが、やはりトヨタのルーミーかタンクを選んだほうが次回の下取りも期待できる。
2018年11月1日に改良型ルーミー、改良型タンクが発表された。
今回は主にはスマアシのバージョンアップで外観は大きく変化することはなかった。
なので、スマアシのバージョンアップにこだわらなければ現行型の在庫車が安く買えるチャンスでもある。
タンク、ルーミーを検討している人は急いでディーラーに行った方がいい。
価格は据え置きでの販売となった。
今回はスマアシのバージョンアップという安全機能の充実なので、据え置き価格で発売することにより事故件数の減少につながる。
交通事故死傷者数ゼロへ向けて各メーカーとも力を入れている。
安全機能は値段を下げてでも普及させたいに違いない。