ここ数年突然のゲリラ豪雨が多発。道路が一気に川のように冠水。水没は免れたけど車への影響は?
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水深5センチぐらいの冠水路なら全くといっていいほど問題はない。
しかしフロントバンパーに水圧を感じるような深さの冠水路は危険信号。
15センチを超えてくると安全には走れないし、走行後に悪影響が出る可能性も。
自動車の床下の高さのことだ。
新車カタログの主要諸元表に最低地上高が記載されている。
アクアは14センチ、ヴォクシーは16センチといった具合だ。
乗用車の最低地上高の平均はだいたい15センチだ。
なのでそれ以上の深さは危険水位となる。
エンジン内部に水を吸い込んでしまったらエンジンが壊れてしまう。
空気の吸い込み口にあるエアクリーナーエレメントを超えてエンジンに入るとアウトだ。
また、マフラーから吸い込んでしまうこともある。
そうなったらエンジンオーバーホールが必要となり多額の修理代を覚悟しなければならない。
運良くエンジンルームへの被害がなくとも、対向車からの波しぶきなどでの室内への水の浸入が考えられる。
ドアの下部や、床下から水が流れ込んできた場合はどうするのが一番よいのか?
暑いから窓を少しだけ開けて駐車していた時に限ってゲリラ豪雨!
少し開けておいた窓から土砂降りの雨が‥。
室内がベタベタになってしまうことも。
まずは、床に敷いてあるフロアマットを乾かそう。
まずは水道水でキレイにゆすいでください。フロアマットはホコリや砂がかなり隙間に入りこんでいます。
キレイに真水で流したら晴れた屋外で天日干しをしましょう。
フロアマットはかなり分厚いのでなかなか乾きません。できれば丸2日ほど干しておきましょう。
その時に車も安全な自宅の駐車場などで全ての窓とドアを開けて室内を乾かしましょう。
室内がしけったままだと異臭が取れませんので。
車の部品ではエンジンルーム内のエアクリーナーエレメントとエアコンのクリーンエアフィルターはできれば交換してしまいましょう。
これらが湿っていると空気の吸い込みが悪くなり、エンジンに悪影響がでたりエアコンから異臭がしたりします。
なるべく冠水した道路は通らないこと。
これにつきますね。
どうしても走行しなければならない時は、勢いよく走りきるのではなく、ゆっくりと波しぶきを立てないように走りましょう。