このテーマでは、振替休日に関する面白い雑学を紹介します。たとえば、なぜ振替休日が制定されるようになったのか、振替休日の制度がある国や地域はどこか、そして振替休日の名前の由来や意味などについて興味深い話を紹介します。さらに、休日の風習や文化、休日に関するトリビアなども取り上げ、読者にとって楽しい知識となるような記事を目指します。
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今では当たり前の振替休日。祝日が日曜日にあたると翌月曜日が振替休日となり会社や学校が休みとなるありがたい日。ではいつからこの振替休日があるのかを調べてみました。
今から遡ること約50年前の昭和48年(1973年)に祝日が日曜日と重なった場合にその翌日を振替休日とする制度ができあがりました。
4月12日にその制度が始まり、早速その年度には天皇誕生日と秋分の日が日曜日となり休日が2日も増えることとなりました。
今では当たり前のこの制度ですが、今では働き方も多様なものになってきていてサービス業を中心に日曜休みではない職業も増えてきたので、恩恵を受けているのは学生が中心となっているのかもしれませんね。
本来、祝日とはその日付に意味があり国民が祝う日として仕事や学校が休みになっていました。しかしながら最近では体育の日や海の日といった日が土日月の三連休をとってもらうことを目的としてハッピーマンデーとしての祝日になりました。
もともと体育の日は昭和39年(1964年)10月10日に東京オリンピック開会式が行われたことから、「スポーツにしたしみ健康な心身をつちかう」ことを目的に、昭和41年(1966年)に10月10日が「体育の日」という国民の祝日になりました。
その後、ハッピーマンデー制度が導入されらことによって、体育の日は平成12年(2000年)から10月の第2月曜日になりました。
本来、1月15日だった成人の日が、1月の第2月曜日に移動しました。
10月10日だった体育の日が10月の第2月曜日に移動しました。また体育の日は2020年にスポーツの日と名称が改められました。
従来、7月20日だった海の日が、7月の第3月曜日に移動しました。海の日は、2020年に限っては、東京オリンピックの関係で7月23日になったことは記憶に新しいことでしょう。
敬老の日は、従来は9月15日でしたが、9月の第3月曜日に移動になりました。
ハッピーマンデー制度に対しては、本来の祝日が定められた意味を失わせるとし、制度廃止を訴える動きも根強く存在しています。