夜間の走行は実はハイビーム走行が基本って知っていましたか?
確かに自動車免許教習所ではハイビームとロービームを前照灯とすれ違い灯と呼んでいた。
ハイビームでの走行中に対向車がきた場合にすれ違い灯(ロービーム)へと切り替える。
これが基本のヘッドライトの切替方法である。
しかし何十年も前なら交通量が少なかったのかもしれないが、今では対向車のいない道路は田舎道ぐらいだ。
そんなときに便利な機能がオートマチックハイビームシステムだ。
今や自動ブレーキ機能は新車であればほとんどの車種で標準装備となっている。
その自動ブレーキシステムと一緒にオートマチックハイビームシステム(AHB)もセットで装備されていることを知っていますか?
トヨタ車の場合はタウンエースのバンとトラック以外は全ての車種に標準装備もしくはオプション設定がある。
どのような機能かというと、自動的にロービームに切り替えてくれる機能といえばわかりやすい。
対向車がきたり、市街地など明るい道路を走っているときはロービームに切り替えてくれる便利な機能だ。
AHBの使い方は非常に簡単。
ヘッドライトのレバーを奥に倒すとハイビーム走行となることはみなさんご存知だと思います。
メーター内にブルーの明かりでハイビーム走行を示すマークがつきます。
そのときにインパネ右側にある『AUTO』と書かれたボタンを押しておくだけ。
するとメーター内部にもオート表示がでます。
それだけで自動でハイビームとロービームを切り替えてくれます。
この機能がないときは手動で切替作業が必要だったため、ロービームに切り替え忘れて対向車からパッシングされた人も多いのではないだろうか。
この機能のおかげで常時ハイビーム方向にレバーを倒しておけば、必要なときだけハイビーム走行が可能となる。
市街地や対向車がいるときはロービームに自動切替となるので、余計なトラブルも起こりにくい。