名古屋高速道路の料金収受会社事務員が新型コロナウイルスに感染したことを受けて名古屋市内の6料金所が閉鎖。
ついにCOVID-19の影響が、鉄道・バスなどと並ぶ公共インフラである高速道路が使えなくなるというところまで広がった。
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名古屋高速道路の料金収受会社に勤める60代の男性が新型コロナウイルスに罹患している事がわかり、濃厚接触をした疑いのある社員ら同僚52人が感染拡大予防の観点から自宅待機となった。
その結果、人員不足となり6つの料金所の閉鎖を決定したという。
名古屋市南西部の東海線と万場線から名古屋高速道路へアクセスすることが不可能となっている。
名古屋高速道路公社によると閉鎖期間は2月下旬からおよそ2週間ほど続く見込みだという。
国の新型コロナウイルスの隔離期間が14日間という基準があり、それに準じたものだと思われる。
新型コロナウイルス感染がわかった当初は一般レーンに隣接するETCレーンも封鎖されていた。
しかし、翌日には関連会社から人員を補充することを発表し、ETCレーンのみ通行を可能とする措置をとった。
ETCカードさえあれば、高速道路に乗れないということからは何とか逃れられそうである。しかし料金所での人手不足は解消されていないので、ゲートが開かないなどのトラブル時は今までよりも時間がかかるだろう。
新型コロナウイルス感染が広がったのは中国からの旅行者が持ち込んだ可能性が高かった。
しかし、現在では4次感染、5次感染と広がってきていてどこで感染するかは全くといっていいほどわからない。
名古屋市内ではスポーツクラブでの感染が確認されていたので、当該のスポーツクラブの営業は自粛している。
今のところ自粛はこの施設のみだが、中国人観光客の激減により同じ愛知県の蒲郡市にある旅館が経営破綻をするというニュースも飛び込んできた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響での経営破綻第一号であるという。
この先もこういった影響が出てくる可能性は大いにある。
名古屋市内のマスクの供給状況はまだまだ改善していない。
マスクの在庫を常備している店舗など、今では全くない。前日の夜に配送されてきたマスクを朝イチに店頭に並べる。それを目当てにドラッグストアの朝の行列もドンドン延びている。
開店30分前には40〜50人ほどが列をなしている。しかしマスクが入荷するのは20〜30人分なので買えない人が続出するほどのマスク争奪戦となっている。