国土交通省は2019年12月に国産の2021年11月以降に発売する新型乗用車を対象とした自動ブレーキの搭載を義務化すると発表した。
輸入車に関しては2024年6月から搭載を義務付ける。
既に販売されている乗用車については2025年12月から適用され、既に生産販売されている輸入車が2026年6月からとしている。
自動ブレーキ搭載義務化開始時期は世界で最も早くなるという。
関係各所からの意見などの公募を経て2020年1月に関連する法令などを改正する。自動ブレーキの認定試験に新たな厳しい基準を設け、メーカーに今より精度の高い自動ブレーキを開発を促して高齢ドライバーらによる事故の軽減を図る。
2020年1月に発効する国際基準によると以下のような基準が決まる。
自動ブレーキはカメラやレーダーを組み合わせて前方の車や人を検知し、衝突の可能性がある場合に警報を鳴らしたり、衝突する可能性が高ければ自動でブレーキを作動させたりする装置。車両への追突や、道路を横断する歩行者との衝突などの被害を軽減できる装置であるとして普及が進んでおり、18年に販売された国産乗用車の新車搭載率は84.6%にも上る。