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政府は自動運転に関する規定を盛り込んだ道路交通法改正案を閣議決定した。その中には自動運転中にスマートフォンの利用やテレビの視聴を認めるという内容が含まれているという。
高速道路や一般道といった道路環境や速度、天気の違いなどをカテゴリー分けをして、ある一定の状況下のなかでの自動運転を認める法案となっている。
一定の条件のもと、走行中のテレビやスマホの使用を認めるというものである。
自動運転の実用化に向けての第一歩となる今回の道路運送車両法改正。まだまだ実用化には時間がかかるが法案が閣議決定されたことで、テストコース以外での一般道や高速道路での実験データの蓄積がよりはかどるはずだ。
走行条件は国が車種ごとの性能を審査した上で高速道や一般道といった道路環境や速度、天候等を定める。車載システムの技術が進めば条件も変更できるようにする。
車種ごとに自動運転をしてもいい条件を国土交通省が設定をする。条件に合わないシチュエーションでは運転手が自動車を操ることにより安全確保や事故防止につなげることとなる。
自動運転に必要なセンサーやカメラなどの装置に保安基準を設定。点検、整備を義務づけ車検の対象に加える。これにより、車検や点検時に自動運転システムに不具合がないかをチェックする仕組みが出来上がる。
緊急時以外は一定の条件のもとAIを搭載した自動運転システムが運転する『レベル3』での走行時にスマホの利用やテレビ視聴を認めるといったものだ。いざという時に運転手がすぐに運転を交代できることが前提となっている。
まだまだ自動運転システムは一般には普及しているとは言いがたい。しかし法案を先に整備することにより一般道路上での試運転や実験が可能となる。それによるデータというものはテストコースでは得ることのできない貴重なものである。
しかし外国では某自動運転車で斜め後方からやってきた歩行者との接触事故などで死亡事故も起こっている。その辺りは路上に出る前に厳格な審査を望む。