目次
第1位 卒業式
第2位 入学式
第3位 PTA総会
今回は第2位にランクインしている入学式のお話をしたいと思います。通常はPTA会長の最後の大仕事となります。(新一年生が入学してから数週間後にPTA総会があり会長はじめ役員の改選がある為)
1年間PTA会長としてやりきった人たちなら、今までの式典よりは笑顔で乗り切れるはずですね。
PTA会長をやっていると避けては通れないのが式典のときの祝辞。
小学校の入学式はつい1週間前まで幼稚園や保育園に通っていた可愛らしい小さな子どもたちが主役です。
卒業式や総会の時のような緊張感はなく、むしろ微笑ましい雰囲気のなか式が進行していきます。
小学校の入学式の祝辞ではまず子どもたちに小学校の楽しさを伝えましょう。あまりむつかしい言葉を使わずに笑顔で語りかけるように話しましょう。そして何よりも挨拶自体を短くまとめましょう。
知らないおじさんの話を落ち着いて聞いていることなど新一年生のチビッコたちはまだまだできません。
できれば「交通事故にあわないようにしましょう」など小学校生活をおくるうえで注意することを盛り込みましょう。
そのあとで保護者の皆さんへのお祝いの言葉、小学校生活をおくるうえでの注意点などを簡潔に伝えたあとはPTA活動へのご理解ご協力をお願いしましょう。
入学式の祝辞は出来るだけ簡潔に短くすること!
ポイントはそこだけです。目安は3分以内。
入学式は卒業式に比べると非常に式典の時間が短くなっています。
PTA会長も短く明るくハキハキと、を心がけて挨拶しましょう。
PTA会長といってもいろいろな人がいます。中には大企業の社長さんであったり、テレビで紹介されるような有名な人であったりします。人前で話すことが得意な人も多いです。バイタリティーあふれる人柄でみんなを引っ張っていくタイプの人も多くいるのは事実です。
しかし、このページを見ているあなたはきっと普通の人なのでしょう。しかしいくら有名人であっても、小学校のあの壇上に上がって緊張しない人はきっといません。
緊張して祝辞を噛んでも大丈夫です。誰もあなたのことを笑ったり文句を言ったりはしません。なぜならこんな大事な式典で壇上から挨拶をできるチャンスなんてあなた以外にはないのですから。
誰にもできないことをやれるという事を頭に入れて壇上に上がれば緊張してもきっと上手くいくはずです。
なかには原稿を持たずにスラスラと伝えたいことを上手に話すアナウンサーのようなPTA会長もいます。ですがそんな神様みたいな人は極少数です。
大多数のPTA会長は実はあなたと同じく普通の人なんです。サラリーマン以外のPTA会長は、何百人もの社員を抱える大会社の社長よりも地元密着の中小企業や個人商店の店主などが多いです。その人たちも大勢の前で祝辞を述べる機会なんてサラリーマンのあなたと同じく過去には経験していないのです。
なので祝辞の原稿は自分でしっかりと書き上げましょう。私もいろいろな挨拶の本を買って読んだり、インターネットの情報を集めて原稿を書き上げました。
もちろん本番はその祝辞を、引きつった笑顔ではありましたが元気よく読み上げました。
入学式に参加している保護者の方もなんだかソワソワしていて祝辞の内容の一字一句まで理解して聞いていないものです。
自分のお子さんを見てちゃんと座っていられるか心配になっている方が大半です。
なので、PTA会長の挨拶は短く元気よくハキハキと話せば無事に乗り切ることができます。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
私は◯◯小学校のPTA会長をやっている△△といいます。
(新入生のみなさん、どうぞお座りください)
今日からみなさんは◯◯小学校の一年生です。◯◯小学校はとても楽しいところです。
私もこの◯◯小学校を卒業しましたが、昔からこの◯◯小学校にはやさしいお兄さん、お姉さんがいっぱいいます。
いろいろなことを教えてくれるやさしい先生たちもいっぱいいます。
そして学校への行き帰りにみなさんがクルマとぶつからないように見守ってくれるやさしい地域の人たちもいっぱいいます。
いろんな人たちがみなさんを応援しています。ぜひ楽しい小学校生活を送ってください。
保護者の皆様、本日はお子様のご入学まことにおめでとうございます。
また、お忙しい中◯◯小学校入学式にご列席賜りましたご来賓の方々にも厚く御礼申し上げます。
そして◇◇校長先生をはじめとする先生方、職員の皆様、○○人の新一年生のたちのことをよろしくお願いいたします。
お子様が小学校で楽しく、安全に過ごせるように保護者の皆様、教職員の皆様、地域の方々、みんなで協力して子どもたちを見守っていきましょう。
最後になりますが、新一年生のみなさんが笑顔いっぱいの小学校生活を送れるようお祈りしています。
簡単ではありますがPTAを代表いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。