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走行中に燃料切れを表すエンプティーマークがついたことはありませんか?
ガソリンが残り少なくなったらオレンジ色に点灯するあのマークです。正式には燃料残量警告灯といいます。燃料残量警告灯が点いてからどれくらい走ることができるのでしょうか?
またガス欠になってしまったらどのように対処をしたらいいのでしょうか?対処法を知っていればいざという時に役に立つかもしれません。
そもそもガス欠寸前につくあのマーク。どんなタイミングで点灯するか知っていますか?
最近の車の燃料計は以前のアナログメーターとは違いデジタル表示の仕様となっていることが多い。
燃料の残量が一定の量になると点滅する仕組みとなっています。
その量はというと。
ほとんどの車種ではオレンジ色の燃料残量警告灯が点灯しても5リットルは残っています。
残り5リットルで点滅するとそこからどれくらい走行できるかというと、平均的な車種の実質燃費が10L/km(リッター10キロ)ぐらいだとすれば約50キロメートル走ることができます。
もちろん、車種によってはもっと走行することが可能な場合もあります。しかし渋滞している場合などはもっと燃費が悪くなって半分以下の20キロぐらいでエンストしてしまう可能性もあります。
具体的に主だった車種の警告灯が点灯する残量は以下の通りです。
車種 | 点灯残量 | タンク容量 |
シエンタ | 6.3L | 42L |
ルーミー・タンク | 5.4L | 36L |
プリウスアルファ | 6L | 45L |
ヴォクシー・ノア | 7.2L | 55L |
カローラスポーツ | 6.4L | 43L |
燃費の悪そうなミニバンなどはコンパクトカーよりも少し多めの残量でガス欠マークがつくようになっているみたいですね。
ヴォクシーのガソリン車などは実燃費がリッター8キロぐらいだとしてもガソリンが7リットリ残っていれば56キロは走行することが可能となります。
高速道路では燃料残量警告灯がつく前にガソリンを給油しよう。高速道路でガス欠を起こすと違反となりますし、何より高速道路上でガス欠で止まってしまうと非常に危険です。事故を誘発する可能性があるので違反行為となりますので注意しましょう。
ほとんどの高速道路ではガソリンスタンドを併設しているSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)は50キロメートル間隔で設置されている。しかしなかには150km以上ガソリンスタンドがない区間もあるので注意が必要だ。
ガス欠を起こしてしまったら車を路肩に寄せよう。昔のマニュアル車であればギアをセカンドに入れてセルモーターを回せば多少は進めることができた。
しかし今はCVT(オートマ車)が99%となっているのでその技が使えない。
どうすればいいのだろうか?
答えは簡単だ。
同乗者がいれば押してもらえば簡単にクルマは動く。ギアをニュートラルにしてサイドブレーキを外せば女性でも一人でクルマを押して動かすことが可能である。ただし登り坂では無理ではあるが。
もし、一人で運転していた場合はどうか?
一人でも運転席ドアを開けてハンドルを支えながらドアの付け根あたりを押せば多少は動く。
その時に気をつけるのは決して一人では後ろから押さないという事だ。後ろから押して下り坂を無人でクルマが進んでいく事故を防ぐためだ。
なので、もし一人なら近くを走っているクルマに助けを求めよう。こういったトラブルの時はみんな優しく助けてくれるはずだ。
クルマを安全なところに停めたら近くのガソリンスタンドまで歩いていこう。ガソリンスタンドにはガソリンを入れるガソリン携行缶を常備しているところが多い。数リットルだけ購入してクルマまで戻って給油しよう。
ガソリンスタンドが近くにない場合や高速道路上などで歩くのが不可能な場合は保険会社のロードサービスを頼むか、JAFのロードサービスを呼ぼう。
保険会社でもJAFでもロードサービスでガソリンの給油をしてくれる。
保険会社では1年間に一回限りでガソリン5L程度を給油してくれる特約が付いていることが多い。
JAFでは会員であれば無料で何度でも救援に来てくれる。非会員であっても8,230円から救援に来てくれる。
JAFは他にもパンク修理やバッテリーあがりなどの現地修理をしてくれたり、会員向けの割引サービスを受けることができる施設がたくさんあったりするので会員になるのをオススメします。