2007年発売から13年のサイクルを経てついに2020年に新型ランクル300が発売される予定となった。次期型ランドクルーザーはすでに開発に着手している模様。
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日本国内では高級車として使われているランクルであるが、世界に目を向ければ砂漠やオフロードを走破するための本当の意味でのオフロードカーとして使われている。
そのために信頼性を極限まで高めないと新型ランクルは発売できないとトヨタは考えているのだろう。
砂漠のど真ん中や人類未踏の地でランクルが故障してしまったら命の危険が迫る。そういった意味でも世界一の性能のオフロードカーといえる。
モデルチェンジ後の基本構造もTNGA思想をベースにはするが、フレーム構造を採用するようだ。
フレーム構造を採用するのには、やはり海外でのヘビーデューティな使用方法での耐久性を担保するためである。
そこからプラドや他のオフロードメインのSUVにも技術が展開されていくことだろう。
エンジンはこれまでのV8 4.6リッターから小型化してV6 3.5リッターハイブリッドエンジンへと変更される可能性が高い。
海外バージョンではハイブリッドではなく、通常のガソリン車もラインナップされる予定だ。
まだまだハイブリッド車のメンテナンス技術が高くない国や地域も世界にはたくさんある。ノーマルなガソリンエンジンの方が故障やトラブルといったリスク低減も考えないといけない問題だ。
2050年までには世界のガソリンエンジンが消滅していくには日本やヨーロッパ、アメリカなどの先進国だけでなく、アジア諸国、アフリカ諸国などの技術の進歩を先進国が導いてあげないといけない。
日本国内では黒煙を吐く環境に悪いエンジンというイメージがあるディーゼルエンジンではあるが、実際にはとてもクリーンなエンジンであると言われている。
某東京都知事が真っ黒に染まった水をみせるというパフォーマンスをしたおかげでディーゼルイコール悪というイメージがついてしまっている。
しかし欧州ではベンツ、BMWなどディーゼルエンジンを積んだ高級車も多くラインナップされている。
軽油もガソリンよりも安価な燃料ということでメリットもあるはずだ。
ディーゼルエンジン自体もハイブリッドエンジンよりも耐久性も高く、故障やトラブルにも対処しやすい。
ランドクルーザー200系と基本構造を同一とするレクサスLXも同時期にフルモデルチェンジする見込みだ。
レクサスLXを高級路線、ランドクルーザー300をオフロード路線と棲み分けをしていくことが望まれる。
13年ぶりのフルモデルチェンジとなると、この間の他の車種の値段の推移を参考にしてみても1000万円前後の発売になるのではないだろうか。
装備を簡素化した廉価版が発売後1年ぐらいで追加されるとは思うので、それを待つのも得策かと思われる。
ランクルといえば盗難の危険性がある自動車ナンバーワンである。
オートアラーム、イモビライザー、ハンドルロック・・・。
あらゆる盗難防止装置をつけてもなかなか盗難は減らない。
減らないどころか手口が荒っぽくなって件数自体右肩上がりで増えていっている。
GPS付きの盗難防止機能や常時録画タイプの全方位型ドライブレコーダーなどの機能を標準装備化していってもイタチごっことなっていくだろう。
何か根本的な対策はないだろうか。
顔認証システムを利用したエンジンスタートキーなどの新技術の導入が待ち望まれる。
トヨタの顔であるランドクルーザーの新型車であるので何かとてつもない技術が搭載されてくるだろうと思う。