2018年12月現行型プリウスが初めてのマイナーチェンジを行う。トヨタセーフティセンスが全車標準装備となり、コネクティッドカーの機能も標準装備される。
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つながるクルマ第3弾としてクラウン、カローラスポーツに続き発売する。
現在オプション設定されてるDCM(車載通信機モデム)の普及率ははっきり言って低い。
せっかくの良い機能なのでマイナーチェンジで標準装備化するというのは英断だ。
LINEを使って自宅にいながら目的地設定をしたり、CMでやっているようにオペレーターと会話をしながら目的地設定をしてもらったり、新しくできた道路を目的地に向かう途中にダウンロードして地図更新をしたりできる。
これまでAグレード以上に標準装備されていたトヨタセーフティセンスが全グレードに標準装備される。
これまでもSグレードでも90%以上オプションを選択していた現状を考えれば妥当な選択といえる。
またSセーフティパッケージとAグレード以上に採用されていたインテリジェントクリアランスソナー(ICS)もEグレード、Sグレードにも設定できるようになった。
カムリやC-HRに設定されているリヤクロストラフィックアラートもAグレード以上ではあるが設定できるようになった。
これは駐車場スペースに前方から止めて、バックで後進しながら出て行くときに横切るクルマの存在を知らせてくれる機能だ。
リチウムイオン電池を2WDの全グレードに設定を拡大することとなった。
1番の量販グレードであるSグレードの燃費を向上させ、実燃費性能のアップを狙う。
内装のデザインで1番の不評なポイントはハンドルとセンターパネル下部の乳白色のパネルだ。
これをついにブラック系へと変更することとなった。
これは少し遅すぎた感もあるが、ユーザーの声がしっかりと届いた結果だと思う。
Aグレード以上しか標準装備されなかったLEDフォグランプもSツーリングにも標準装備されることとなった。
Aプレミアムに標準装備だったパワーシートもAグレードにも装備されることとなった。
リヤの上下に長いテールランプのデザインを上部だけにまとめてスタイリッシュに仕上げてくることとなった。
これは新型発表のその日まで社外秘のデザインなので、その日を楽しみに待つしかない。
月販1万台を切ってしまっている現行モデルではあるが、再び当初目標の月販12,000台を目指してトヨタ全販売店が総力を挙げて販売していく。
売れ筋であるSグレードが税込2,565,000円である模様。
マイナーチェンジ前のモデルと比べると85,909円のアップとなっている。
しかし旧型ではメーカーオプションであったトヨタセーフティセンスが標準装備された上に駆動用バッテリーもニッケル水素電池から上級グレードであるAグレードと同じくリチウムイオン電池へと変更となっている。
トヨタセーフティセンスだけで86,400円のオプション価格であり、DCMもナビオプションとして設定されているタイプだと54,000円していることを考えると実質大幅値下げとなっている。