かつてこの地に安倍晴明の居宅があった。その地に江戸時代に祠が建てられたが、太平洋戦争後に市営住宅建設のために撤去されたという。昭和32年に神社として再建。
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名古屋市千種区清明山1-6
安倍晴明公
陰陽師として有名な安倍晴明が寛和2年(987年)尾張国狩津郡上野村に都から花山天皇に従いやってきた。
当時の上野村はヤブだらけで毒ヘビであるマムシがウヨウヨいた。
安倍晴明が陰陽道の術を使いマムシを封じ込めた。伝説では上野村全域からマムシが居なくなったと伝わっている。
しかしその後、時代は下り江戸時代になるとまたもやマムシが出るようになってきた。
そこで安倍晴明の伝説を思い出した上野村の人たちが1778年に安倍晴明の居宅跡に祠を構え、安倍晴明の神霊を勧進した。そうしたところマムシが出なくなったという。
それが名古屋晴明神社の由来だという。
安倍晴明は少し前なら映画『陰陽師』での野村萬斎を連想するけれど、今ではフィギュアスケートの羽生結弦選手ではないだろうか。
フィギュアスケートといえば、どうしても足の怪我がつきもの。安倍晴明を祀った晴明神社には縁結びと病気・怪我平癒の御利益があるという。
羽生結弦選手の怪我平癒を祈願するファンの皆さんが参拝に訪れている。
また晴明神社からクルマで30分ほどのところにある白山宮には足王社という足の怪我の治療に御利益のある境内社がある。
そこへと参拝にいくファンの皆さんも多いという。
社務所は常駐ではない。
火木 13時〜16時
土日祝 10時〜16時
初詣期間と毎年9月26日の晴明祭はこの限りではない。
上記の時間帯に参拝に伺えば社務所が開いている。御朱印をいただく場合は社務所の開いている時間帯に参拝に行こう。
しかし社務所が開いていなくても参拝はできるので、都合が合わないという方は参拝だけでも是非とも行こう。
上野天満宮にも晴明殿という安倍晴明を祀る境内社がある。安倍晴明と同じく都を追われた菅原道真公を祀る神社を安倍晴明一族が建てたと言われている。
晴明神社には駐車場はない。
近くのコインパーキングを利用するのをおすすめします。