大神神社(おおみわ神社)へとつながる三輪神社。奈良美和山のふもとで活玉依姫(いくたまよりひめ)が大国主命の子を懐妊したことにならい良縁・子宝に御利益がある。
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名古屋市中区大須3-9-32
元亀年間(1570〜1572)に現在の矢場町近くにあった小林城主の牧長清が生まれ故郷の三輪山に祀られている大物主大神を勧請したのが創建といわれている。
その後、尾張徳川家の厚い保護を受け発展を遂げた。
江戸時代に全国から京都三十三間堂に弓矢の名人を集めて日本一を決める通し矢という競技が行われていた。
三十三間堂の軒下の南端から北端までの120m先にある的を射抜く競技で一昼夜かけて行われていた。全国の藩が競い合っていたが最終的には紀州藩と尾張藩の一騎討ちとなっていた。
尾張藩は打倒紀州藩を旗印に、三輪神社境内に三十三間堂を模した長廊下を作り修練に励んでいた。その甲斐あって星野勘左衛門が10,540本中、8,000本もの矢を射通して天下一となった。
その後、三輪神社の周辺を矢場町というようになったということです。
御祭神である大国主様は『因幡の白兎』の神話で有名である。大神様の使いでもあるうさぎの像が境内にあり、それを願いを込めて撫でると幸せが授かるといわれている。
うさぎのデザインのかわいい御朱印が多く、女性の参拝者が多く訪れる。月ごとに限定デザインもあり、各行事ごとに限定デザインも次々と発表されている。
平日でも境内には御朱印待ちの行列ができるほどの人気神社である。
名古屋近郊だけで羊神社、伊奴神社、猪子石神明社、白龍神社、日吉神社など十二支にまつわる神社が揃っている。
ここ三輪神社ではうさぎを御神体のように大事にしている。干支が卯年という人は是非とも参拝に訪れてほしい。何か御利益があるはずだ。
2023年の卯年にはかなりの混雑が予想されるので、前もって参拝に行っておくのも良いだろう。