若者の車離れが話題になっている。原因は何があるのだろうか?カローラセダンの価格で比べてみた。
車にかかる税金・保険など
購入時
- 自動車税
- 自動車取得税
- 自動車重量税
- 自賠責保険
- 登録時検査登録印紙
- 車庫証明印紙
- 預りリサイクル預託金
- 消費税
保有時
- 自動車税(毎年)
- 重量税(車検時)
- 自賠責保険(車検時)
- ガソリン税(給油時)
- 消費税(給油時、車検時)
負担の増減
税金は減税が続いている?
- ハイブリッド車や燃費のいいクルマの自動車税はエコカー減税が引き続き適用される。
- 取得税はエコカー減税により減税が続いているのに加え、税率が5%から3%に減税。
- 自動車重量税は暫定税率の期限切れに伴い、全ての車種で実質減税。またエコカー減税でも減税となる。
- 自賠責保険は死亡事故の減少により保険料の値下がり。
- 登録印紙代はOSS(ワンストップサービス)登録の導入により、新車登録時に加え車検受検時の印紙手数料の値下げ。
- 預りリサイクル料は自動車部品のリサイクル率やリサイクル性が向上したのに伴い値下がり傾向が続く。
- ガソリン税はガソリン価格の高騰とは関係なく一律なので変わらない。
負担が増えたものは?
- 消費税が3%→5%→8%と値上がり。しかも10%に増税が決まっている。
- ガソリン価格も最安価格が90〜100円だった時代が懐かしい。今の価格は160〜170円ぐらいだ。
その他の負担は?
- 自動車保険はハイブリッド割引やASV割引(自動ブレーキ割引)など割引項目の増加や複数年契約割引など値下げ傾向にある。
- 駐車場代は都市部のコインパーキング増加により月極駐車場は対抗して値下げ傾向。
カローラセダンの価格の推移
カローラの値段を20年前と比べてみました。
発売年 |
型式 |
価格 |
主な装備 |
1995年 |
AE110 |
116万 |
エアコン・パワステ |
2000年 |
NZE121 |
134万 |
エアバッグ・ABS |
2006年 |
NZE141 |
144万 |
バックモニター・15インチタイヤ |
2012年 |
NZE161 |
148万 |
サイドエアバッグ・VSC |
2018年 |
NKE165 |
207万 |
ハイブリッド・トヨタセーフティセンス |
その他の必要なオプション類
流石にハイブリッド車ともなると当時の2倍の価格となる。
ハイブリッド以外でも3割ほど価格が上昇している。
それ以外でも現在ではナビゲーションやETCやボディコートなどもほとんどの人がつけている。
それだけでも40万円ほどの負担増となる。