もともとトヨタは小型スポーツカーとして『S-FR』を開発していたが、残念ながら中止。
その代わりにダイハツコペンのトヨタ版の発売が企画されている。
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トヨタが単純に660ccのコペンを軽自動車規格のまま発売する可能性は低い。
ピクシスシリーズとしてピクシススポーツという形になるがトヨタは軽自動車の販売にはあまり力を入れていない。
タンク、ルーミーに搭載されている1KR-VETという直3インタークーラー付ターボエンジンがある。
これをスポーティーにチューニングしてコペンGR(仮)に搭載してくる。
そうなると、ボディサイズも軽規格よりもワイド感のあるドッシリとしたボディでの発売となる。
2019年秋頃ではないかと予想されている。
トヨタは86の発売で若年層をスポーツカーに呼びもどそうとしたのだが、結局はシニア層が購入の中心となった。
その原因はやはり価格にある。
車両価格が300万円台ともなると、諸費用やナビなどのオプションを入れると400万円近くになってしまう。
150万〜180万円台からの価格設定で最上級グレードが250万円以下というのが理想的だ。
コストのかかるFRをやめてコペンをベースとするFFを選択したのはやはりコスト面が大きい。
若年層を取り込むにはまずは価格的なハードルを下げるのが大前提だからだ。
本格的スポーツ走行ができるGRは現在のところ86とヴィッツがある。
コペンGR(仮)が発売されればスポーツカーの入門車の選択の幅が広がる。
トヨタには他の車種にもGR-SPORTというグレードがある。
プリウスアルファやPHVなどのハイブリッドカーやノア、ヴォクシーなどのミニバンにまで派生している。
こういったスポーツカー的なドレスアップやカスタマイズは非常に人気が高い。
GRブランドはメーカーカスタマイズコンプリートカーとして足廻りやエンジンに至るまでチューンナップした特別な車だ。
このような車種がドンドン増えることがカーライフを楽しむ選択肢が多くなる。
カローラスポーツで搭載されているエンストしにくいi-MTの設定はないだろう。
回転数をコンピュータが自動で判断して調整してくれる。
コスト的にも難しいが、マニュアル車の楽しさも減ってしまうので搭載はないだろう。