自動車を購入する事になって印鑑を持ってきてくださいと言われた。どんな印鑑を持っていけばいいのか、わかる人ってどれだけいるのでしょうか?
普通車と軽自動車の場合は持っていく印鑑と用意する書類が違います。まずは普通車から説明します。
この3つをもっていけば間違いないですが、銀行印はクレジット契約とリース契約の場合のみです。
それではどんな書類に押印するか説明します。
目次
役所で印鑑登録してある印鑑のこと。
人生で一番最初に実印をもってきて下さいと言われるのがクルマの購入ではないだろうか。役所で印鑑登録さえすればどんな印鑑でも実印にはなるのだが、やはり立派な実印を作って押印してほしい。ここぞの時しか押さない印鑑だからこそ立派な印鑑を押してほしい。何百万円もする買物をするのだからそれなりの印鑑で契約した方がクルマも大事にするはずです。お客さんはセールスマンの靴をみてセールスマンを判断するとよく言います。セールスマンもお客さんの実印と銀行印をみてその人を判断しています。やはりそれなりの印鑑を用意したほうがいいですよね。
現金購入で自動車の所有者になる場合に必要。未成年の方は自動車の所有者になれないので、現金払いの場合でも所有権留保登録か家族の方(一般的には親)を所有者として登録してご自身は使用者として登録をします。その場合は所有者の方の実印をご準備して下さい。
実印を押印した書類には全て印鑑証明書の添付が必要です。実印が必要になるのは自動車の購入や不動産の購入といった非常に重要な場面です。
印鑑証明書は基本的には上記の書類一部につき1通必要です。ただコピーでも対応可能な場合もあります。新車で1通、下取で1通、クレジット契約で1通は最低限必要です。
現金購入以外の場合に必要です。ローン契約(クレジット契約・割賦契約とも言います)やリース契約の銀行又は郵便局からの口座引落依頼書に押印します。現金一括購入の場合は必要ありません。
その他の書類はほとんどが認印です。100均ショップで売っているような三文判でも大丈夫です。ですが、しっかりした認印を持っていると何故か自信満々に押印できますよ。
認印を押印する書類
車庫証明の書類一式
車両注文書
自賠責承認請求書
実印を押印するということは大変重要な事です。セールスマンの中には車庫証明の書類なども実印を押印させたりする人もいます。実印の印影は非常に大事なものなので不特定多数の目に触れるような書類には押さないのが基本です。認印で可能な書類には絶対に押さないようにしてください。
軽自動車は現金購入の場合でも印鑑証明書の添付がいりません。全て住民票の写しで登録ができますので認印で大丈夫です。したがって実印は必要ありません。上で述べたように実印が要らない書類は全て認印を押印して下さい。余計なリスクはなるべく減らしましょう。
普通車は登録、軽自動車は届出。この2つの違いが必要書類の違いです。軽自動車にはナンバープレートにも封印がありません。
シャチハタ印などのスタンプ印は自動車登録に関わる書類全てで使用できません。
たまに勘違いされている方もいらっしゃいますが、認印とシャチハタ印は全く違うものです。『三文判で大丈夫ですよ』と言われてもそれは『認印で大丈夫』という意味でシャチハタ印の事ではありません。
印鑑についてこちらにまとめてみました。参考になればと思います。
自動車購入の際に必要。現金購入の場合は印鑑証明書の添付とともに書類には実印の押印が必須。実印は役所で印鑑登録して初めて実印になりますので、印鑑登録を忘れずにしておきましょう。
通常の認印よりふた回りほど大きいものを作り、フルネームを篆書体(てんしょたい)や印相体で彫るのが一般的である。
実印は不動産購入や自動車購入といった特に大事な場面でしか使わないものなので、パソコンで使っているようなフォントを使わずにワザと読みにくい書体を使うことが防犯上好ましいとされています。
数年前には不動産詐欺の地面師による印鑑証明書と実印の偽造で数十億円も大手不動産会社が被害にあったことも記憶に新しい。
銀行印は実印よりも一回り小さく作るのが一般的です。どちらが実印と銀行印を見分けるためにも大きさを変えているのも理由のひとつである。
普段の生活でも比較的使う機会があるのが銀行印である。この印鑑を偽造されたら口座の残高が全て盗られるリスクがある。なのでこちらも市販の三文判を使うのではなく、キチンとした印鑑を作った方が防犯を語る上で間違いはない。
いわゆる普通の印鑑。こちらは市販のものを使っている人も多いかと思います。長く使うものなのでこだわってつくる方がいいに決まっています。
ただ気をつける点がひとつ。頻繁に使うので落として割れないような丈夫な素材を選んでください。象牙などは落とすと割れてしまいますので、石材などが適しています。
スタンプ印なので、公的な書類には使用不可です。宅急便の受け取りなどには最適ですが重要な書類は使わないで下さい。