アルファードが大人気だ。特にS"Cパッケージ"が鉄板ともいうべき存在だ。どのメーカーオプションを付ければいいかを調べてみた。
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ヴェルファイアの海外での人気は以前から高かった。しかしモデルチェンジでアルファードのフロントマスクの押し出し感が増すと、アルファードの人気がうなぎ登りの状況だ。
ただ、海外での人気はその国々での法規対応や現地で必要としているオプションや内外装の色などその時々変わっていく。
新車を転売目的で購入する一部の人を除けば、欲しいボディカラーの欲しいグレードを買えばいいと思う。しかし海外からのバイヤーの希望グレード、希望オプションにハマれば下取り金額は跳ね上がる!
特にこだわりが無ければ海外の人気グレードを購入しておいた方が次回の下取りの時に数十万円の違いが出る。
4,362,120円
型式 DBA-AGH30W-PFXSK(C)
ガソリン車 2WD 2.5L
ボディカラー
メーカーオプション
ディーラーオプション
ポイントはやはり2.5Lのガソリン車を選ぶこと。日本国内はハイブリッド人気が絶大だが海外では補給部品の関係などからガソリン車の方が修理しやすく、部品の供給もスムーズだからだ。
相変わらずツインムーンルーフは基本だが、最近はスペアタイヤの有無までもがオークション相場に関わってくる。
これも海外での法規対応の問題であると考えられる。
上記のオプションに、予算が許せばナビゲーションをメーカーオプションのナビに変更してシートをこれもまたメーカーオプションのブラック本革シートにすれば、超鉄板グレードの出来上がりだ。
ただ海外の人気は移り変わりやすいので、この仕様がいつまで高値で売れるかは自己責任でお願いします。
余談だが新車の納期が4ヶ月以上かかっている現状では、中古車のオークション相場が新車以上の価格で落札されている。過去にもC-HRやプレミオ、アリオン、アクシオ、ランドクルーザープラドなど新車以上の価格で流通しているクルマはあったがアルファード、ヴェルファイアは高値がここ数年ずっと続いている。
新車は高いが下取価格も他の車種とは比べものにならないほど高いので、次々と新車に乗り継いでいける。1台目さえ何とか手に入れれば次からは小型車並みの支払いでいけるので、かなりのお得なクルマであると言えます。
アルファードをディーラーに下取りに出しても新車より高い値段では当然下取ってくれません。専門の買取店に相談してください。
国内ではホワイトパール系とブラック系の両方が人気だ。
かつては日本車の輸出先はロシアがメインだった。
その頃はブラック系ボディカラーにムーンルーフ、ブラック本革シート車が人気であった。
しかしその後、中東でのオイルマネーを原資とした高級車の買い漁りが起こった。
そのときは最上級グレードにフルオプションなら何でも売れた。
現在ではシンガポール、スリランカなど東南アジアでも日本車ブームがやってきている。
基本的に暑い国ではホワイトパール系のボディカラーが人気だ。
また、内装でも日本ではダークグレー系やブラック系の内装が人気だが暑い国ではアイボリーやベージュといった明るい色の内装が人気だ。
輸出する国の関税が大きく関わってくる。
新車だと1000%もの関税がかかる国も珍しくない。
国内産業を守る為であったり、一部の富裕層から税金を徴収するためであったりといろいろな理由がある。
しかし中古車になると関税が半分以下になることもあり、一度日本でナンバーを受けたクルマを中古車扱いとして購入するという具合だ。
なかには西暦○○年製造〜△△年製造までは関税が安くそれ以外だと数倍もの関税がかかるなどといった国ごとの事情もある。
その国の税金や国の情勢といったあらゆる事柄が関わってくる。
上手くハマれば購入した金額以上で売ることも可能。
さらに消費税の還付を受けることもできるのでその分も期待できる。
消費税は輸出する業者に還付されるので、その分を上乗せして下取り価格が決められることが多い。
人気車種や関税率などは、輸出先の国の政治情勢や方針でコロリと変わってしまうことが多い。
また為替の影響も受けやすい。円高、円安のニュースで相場がガラッと変わることも多い。
今日のオークションで人気でも明日のオークションで高値で売れるかはわからない。
くれぐれも気をつけてくださいね。