名古屋城の西側にそびえるのがホテル名古屋キャッスルだ。2020年秋には取り壊されてしまう。
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1969年(昭和44年)開業の老舗高級ホテル。お堀沿いの名古屋市西区樋の口町にあり、2000年からはウェスティンナゴヤキャッスルという名前でウェスティン系列のフランチャイズホテルだったが契約終了とともに元の名前に戻した。
また、昔は名古屋キャッスルと表記をしていた。その頃は建物の南側の壁の外に吊るすような形でエレベーターがあり夜にはそのエレベーターが光りながら上下をしていてとても幻想的だった。
なにより名古屋城が眼前に広がる眺望が圧巻だ。上記の写真はレストランから写したものだが、まさにザ・名古屋城という感じだ。
二階の大宴会場は1,000人規模のパーティーでも対応ができる規模だ。
かつては毎年プロ野球12球団対抗リレーマラソン大会が名城公園で開催されていた。各球団の若手の有望選手が多数出場していた記憶がある。
その後、ナゴヤキャッスルでパーティーが開かれていて出待ちのファンで人だかりができていた。
今でも読売ジャイアンツが定宿にしているはず。また郷ひろみのディナーショーをやっていたりする。
過去には皇族の方々も何度か宿泊されている。皇族の方が泊まられるときは、公安の人だと思うのだが何日も前から周囲を警戒している。当日も周りの道を通行止めにしたりするが、名古屋城のお堀に面していて、きっと警備がしやすいという利点があるのだろう。
明治時代から大正時代にかけては好生館という病院がこの地にあった。陸軍軍医監であった横井信之が明治17年(1884年)に作り、大正4年(1915年)に焼失するまでの間だ。中京地区一番の規模と設備を誇る立派な病院だったそうだ。
今でも好生館病院跡に建つナゴヤキャッスルの北側には当時の建物のレンガの壁が残っている。
名古屋城に行くにはとても便利なホテルで今でも中国など海外からきた観光客の人たちで人気だ。
四間道など昔の面影を残す街並みまで歩いて行けるのは魅力的だ。
新しくオープンした金シャチ横丁にも近い。
もちろん名古屋城は目と鼻の先だ。本丸御殿も完成してので、是非とも見に行って欲しいものだ。
2020年秋に営業を休止。その後に解体工事がとり行われ、2023〜2025年を目処に新たに建て替えられた新ホテルでの営業を再開する予定である。
現在の建物にも耐震対策をしているがこの先予想されている東南海地震など大きな地震にも対応できるようより安全性を高めるのが狙いだ。
建て替え後は中部地方屈指の超高級ホテルとなり更にブランド力も上がる。
ただ、1969年開業の老舗の良さは今の建物しか出せない味のある佇まいなので、是非とも今のままの建物をひと目見てほしい。
名古屋ではマリオットアソシアホテル、ヒルトンホテル、名古屋観光ホテル、プリンスホテルなどの高級ホテルがある。
名古屋のシンボルであったテレビ塔の中にホテルができるというのも大変大きな話題となった。
また丸栄の跡地にもホテルを建設するという計画も持ち上がっている。
リニア開通に向けてますます名古屋が盛り上がっていっている。
名古屋キャッスルから歩いてすぐのところに名古屋能楽堂がある。その能楽堂の真裏の茂みの中に大正時代に建てられた不思議なモニュメントがある。現代アートにも通じる芸術的なモニュメントなので、一度見に行ってみてはどうだろうか?
詳細はコチラにまとめてみました。
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